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『楽しくて仕方ないから辞められない』

10000字インタビュー Hey!Say!JUMP→八乙女光くん

10000字インタビュー。ラスト山田の回が発売されて、これでJUMPの2回目のターン全てのメンバーが終了しました。個人的に光くんとメンバーの関係性に疑問を覚えていた時期からはじまったJUMPの10000字。メンバーから光くんはどう思われてるんだろうとドキドキしながら毎月の発売を待っていたのが懐かしいです。

 

 

メンバー8人から光くんに対してのインタビュー部分だけ抽出しました。

 

 

◾︎ 有岡→八乙女

-八乙女くんは?
「光くんかあ。昔から知ってるからなあ。お世話になったなと思うなあ。Jr.当時から我が強いタイプで。でも、今は、高木と同じように、"グループのためなら"って考えてくれることが多くなってきたなって思う。それこそ『ヒルナンデス』だったりで、どん欲にロケなんかで学んだことを、僕らの番組に持ち帰っていかしてくれてるのがわかる。スタジオでリードしてくれてるのは、まちがいなく光くん。頼りになるよね」

 


-八乙女くん、昔はレッスンのバッグにバーベルを入れたり、ファンキーだったよね?
「光くんは、今よりもっとヤンチャだったころも俺は知ってるから。これが大人になることなのかなって思う反面、ちょっとさみしい気もする。だって、自分でイラストを描いたキャップをかぶってたり、型にハマんない独創性の塊だったからね」

 

私も少しさみしい気持ちもあるからそういう意見をくれた大ちゃんありがとう。みんな変わって良かった!って言う。たしかにJUMPのためを思うとこれでよかったんだと私も思えるようになったけど、人とかぶらない独特なセンスとか我が道を突き進む我の強さとかすごく好きな光くんで、光くんの個性でもあったな、と思って少しさみしくなります。でも目に見えなくなっただけで光くんのプロ意識の高さも独特な感性も死んでないから、これからもいい意味で光くんの持ってる感性とこだわりがJUMPに生かされることを期待してます。

 

 

 

◾︎薮→八乙女

-最後に八乙女くんについて。

「光はデビュー後、メンバーとの関係性が特に変わったよね。いちばん変わったんじゃない?なんか光はねえ、前は俺しかイジれなかった。どっかでみんなビクビクしてて。"チンプンカンプンなこと言ってんぞ⁉︎"って思っても、ツッコんじゃいけない空気を光自身が出してて、みんな一歩踏み込めないでいた。それが最近はなくなったよね」

 

-変わったね。
「でも、明るくてムードメーカーだと思われがちだけど、意外といちばん根暗だと思うんだよね。根暗って言い方は違うかな。孤立というか孤高な面があるというか。家でひとりでいたら、ソファーにじっと体育座りしてるタイプだと俺は思ってる。"友達も多くない"って言ってたしね。今、ムードメーカーとしてやってくれているけど、もちろんそれはムリをしているってわけじゃない。だけど、本来のあいつの性格は学者肌っていうか、何か物事にひとりでも没頭できるタイプだから」

 

-ふたりきりでご飯に行ったりしないの?
「知念もいて3人でってことは何度もあるけど。あ、でも去年の夏前にふたりで行ったよ。ふたりっきりってたぶん光がハタチになったとき以来だから、6年ぶりってことかな。」

 


-どっちが誘ったの?
「光から"もしもし、何やってんの?メシ食いに行こうよ"って電話がかかってきて。"もう誰か誘った?"って聞いたら、"いや、誘ってない"って言うから、"誰か誘う?"って言ったんだけど、"ふたりでいいんじゃない?"って。断る理由もないから"いいよ"って返事したら、"じゃあ、家の近くに和食料理屋があるから、そこ行こう。予約しとくわ"って。どんな料亭に連れてかれるんだと思ったら、よくあるチェーン店の和風料理屋で。個室を取ってくれたんだけど、なんかテーブルがすっごい小さいの(笑)。ヒザとヒザどころか、顔がくっつくくらいの距離で。もうツッコミどころ満載なんだけど、光が頑張って電話してくれたんだなって思うとね。あいつの性格からして電話で予約とか絶対慣れてないから。そう思ったらなんかうれしくなっちゃって。で、ふたりでいろんなことしゃべった。ずっと"近けー、近けー"って思いながら(笑)」

 


-楽しかったんだね。
「うん。それに新鮮だった。"なんか感慨深いよね"とか言い合って。気づいたら時間がすごいたってて。俺はなんか帰りたくなくて、"お願い、もう少しだけ"って4回くらい言った気がする。そのときだ。"俺、友達が少ないんだよね"ってあいつが言い出したから、"だったら俺が友達になってやるよ!!"って俺が言って(笑)」

 

やっぱり、友達になってくれっていう話のくだりが光くんのインタビューと薮のインタビューとで若干ニュアンスが違うような気がする。友達が少ないから友達になってやる!って話なのか。でも光くんはずっと同じ境遇を辿ってきたシンメの薮と仕事をこえてもっと本音で話していきたいって意味で言ったって言ってたよね。友達少ないことには別に悩んでいなかったと思う。ここだけ切り取ったら、うーーーーんってなって、当時とても悩んだ記憶があります。薮くんにとって、光くんってかわいいだけだったのかなって。きっとそうじゃないこともわかってたけど、言葉として光くんの存在の大きさとか聞かせてほしかった。当時はかなり光くんとメンバーの関係にやきもきしてた私自身の心境ゆえかもしれないけれど。

 

 

-今年の1月の『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』には八乙女くんとふたりでゲスト出演してる。
「はい。ジャニーさんに電話して、"出たいです"ってお願いしました。」

 


-薮くんが八乙女くんを誘った?
「うん。"出よう"って。だって、ひとりはイヤだから(笑)。ウソウソ、いっしょに出るなら光だなって決めてた。JUMPで出るのもいいかなって思ったけど、全員だとスケジュールの問題もあるだろうし。それに俺と光はJr.に入ったときから特にジャニーさんにお世話になってきたから。これはふたりで出るべきだなって。光を誘ったら"いいよ"って即答してくれて」

 


Ya-Ya-yahの曲をやることはいつ決めたの?
「光を誘った時点では何も決めてなかったけど、"何をやろうか?"って話になったとき、"Ya-Ya-yahの曲を歌おっか"って。Ya-Ya-yahの曲を歌うってJUMPになってから初めてのことだから、"このタイミングでいいのかな⁉︎"って葛藤もあって。やっぱり、初めて披露するならデビューから応援してくれてくれているJUMPのファン、もっと言えば俺と光、"やぶひか"を昔から知ってくれている人に向けて歌うべきじゃないのかなって」

 

 

-歌うことを決めた理由は?
「俺たちは『オールスターズ・アイランド』に出ているコたちの先輩として出るわけで。ジャニーさんが作った舞台だからこそ、"俺たちは、こういう活動をしてたんだよ"って見せる意味もあるんじゃないかなって。それに俺らがYa-Ya-yahとして歩んできた時間というのは疑いようもなく歴史に刻まれてるはずだから。そう考えたら自分の中で納得できたっていうか」

 


-本番、曲が始まったら笑ってたよね?
「緊張と恥ずかしさ、完全に照れ隠しです(笑)。でも、『ジャスワナ』も『愛しのプレイガール』も、10年ぶりでも曲が流れたらすんなり踊れて」

 


-ステージ後、八乙女くんと何か話した?
「"いい曲多いよね"って話はしたな。"もし次やるなら、JUMPのファンの前でやりたいよね"って」

 

JUMPのファンもだけど、Ya-Ya-yahのファンの前でやってほしいです。今もたくさんいると思う、Ya-Ya-yahのファン。

 

 

(少し番外編で続きも)
Ya-Ya-yahのメンバーだった薮くんは、JUMPでデビューするという苦渋の決断をしてるよね。Ya-Ya-yahは、薮くんの心の中で、今はどんな存在?
「もちろん、JUMPのメンバーになって、忘れよう、忘れなきゃいけないって思ってた時期もいっぱいあって。"俺はJUMPの薮なんだから"って。でも今でもJUMPの曲で俺と光が踊るパートがあると、"Ya-Ya-yahのふたりじゃん!"って言ってくれる人がいる。メンバーも"やぶひか、やぶひか"って言ってくれる。『オールスターズ・アイランド』のバックで踊ってくれたSnowManもSixTONESも、Ya-Ya-yahの振り付けを覚えてるんだよね。俺や光の中にだけじゃない。いろんな人の心の中にもYa-Ya-yahというグループは今も存在してるんだなって。それはやっぱりすごくうれしいし、きっと何かを揺さぶるグループだったから記憶してくれているんだなって。だったら、たしかに今はJUMPの薮宏太だけど、Ya-Ya-yahというグループの一員だったことは、薮宏太という人間を形成する上で欠かすことのできない要素なんだって、今は思うよ」

 

薮くんだけにはYa-Ya-yahの尊さと偉大さと大切さを忘れてほしくなかった。でもJUMPのメンバーを決めたのは薮だし、JUMPへの責任感も誰よりも大きかったんだろうと思うから100責めることはできない。でもやっぱり真ん中で歌って踊って誰よりもキラキラしてたあの頃を忘れてほしくない。昔はできたのに今できないってことはないと思う。絶対キラキラできる素質を持ってる、素質というかもうそのスキルは10年以上前から身についてる。Ya-Ya-yahは本当に私の青春だったし、今でも忘れられないくらいいろんな人の中に残ってる偉大なグループだし、その中心にいたのは薮くんだってことも変えられない事実。だからもう忘れようなんて思わないでずっとYa-Ya-yahを背負ってアイドルとして生きてほしいです。重たいけど、これはやぶひかにしかできないことだし、他のメンバーもYa-Ya-yahのファンもちょっとだけ報われる気がする。

 

 

 

◾︎知念→八乙女

〜ちょっと前まで、僕とか圭人が八乙女さんに言いづらいことを、まず薮に相談したりしてましたね」

 

-その八乙女くんの変化は?最近はツッコめるようになったね。
「まあ、彼がおばかだったっていうのが大きいです(笑)。前々から知ってたんですけど、気づいても怖くてツッコめなかったんで。山田とかとふたりきりになってから"また変なこと言ってたねえ"とか言い合うだけで。ここ1、2年くらいですよね。"八乙女ポイント、出ました!"みたいなのが始まったのは」

 


-薮くん以外で最初にツッコんだのは誰だったの?
「僕とか山田とかそのへんですね。年下のセブンメンバーがいじるようになって。あるとき、みんなで焼肉を食べながらゲームの話をしてたんですよ。そしたら八乙女さんが急に"ムラチョーがどうの"って言い始めて。"どういうこと?"って聞いても、"だから、あのムラチョーが!"っていい続けるんで、ホルモン(肉)の種類か何かかと思ったら、どうもゲームに出てくる"村長"のことで(笑)」

 

 

-ハハハハハハ。
「最高ですよね(笑)。そういう部分があってありがたいです。年下の僕たちがツッコみやすいんで。本人は"先輩だぞ!"って言ってましたけど、そこで僕たちが負けじと言い返したんです。そういうことが何度もあって、本人も隠す必要がなくなったのかなって。ああ、でもこれだけじゃ、悪い人みたいですよねえ。どうしたらいい人に見えるかなあ……。あ、いやいや悪い人じゃないですよ。なんて言ったらいいんだろう(笑)」

 

ちょっと、知念!!!ってツッコみたくなりました(笑)全然それだけで悪い人みたいじゃないのに悪い人みたいって言ったばかりに光くんって悪い人なの?ってなってしまうよね。言わなくてよかったんじゃないかな?って思った。というか、なんて言ったらいいんだろうじゃなくて、ちゃんと否定してくれないと本当に光くんが悪い人ってイメージになっちゃうじゃん!!!!(笑)まあ、いいんだけどね。

 

 

 


◾︎伊野尾→八乙女

-八乙女くんは?
「光ですかあ〜。どうなんだろうねえ。光も特に変わったとは思わないからなあ、基本。最近はイジられたりしてるけど、少なくとも、僕からの見え方は変わってない。光とは"らじらー!サタデー"をいっしょにやってて。番組がこの間放送100回を迎えて、週1回、必ずふたりで会う不思議な関係。生放送で、しかもいろんな世代の方がきいてくださってる、そんな番組をふたりでやれてることはうれしいことだと改めて思いましたね。」

 

いのちゃんらしい。ほんとに何も言わない。少なくともファンからみたいのひかというか光くんの伊野尾に対する態度は絶対変わったと思うけど一切触れずに、当たり障りないらじらーについてのコメントのみ。光くんのことは変わってないっていう。確かに変わってない部分だってあるし、基本変わってないと思うから、そう言ってくれて嬉しかった。本当に大人だし、全然掴めないというか、届かない人だなと思う。

 

 

◾︎中島→八乙女

-次に光くん。
「昔はもう怖くて(笑)。ちゃんとしないメンバーを叱ったりするのはいつも光くんで。昔から嫌な役を請け負ってくれる人だったなって。ただ、光くんも若かった部分があっただろうし、まちがえたことを認めない部分もあって。それが最近は「スクール革命!」が大きいのかな。光くんいじられるようにもなって、楽しそうに受け入れてる。」

 

-そうだね。
「光くんがやわらかく、よりかわいくなったおかげで、セブンがベストに物申せるようになって。垣根がなくなったことは本当にいいことだと思う。ただ、光くんが優しくなるのはいいけど、老け込むのは早いよって言いたい(笑)。ヒマさえあれば寝てたりするんですよ。僕、メンバーの日常の写真をよく撮るんですけど、今や光くんの寝顔だけで写真集が作れるくらいたまってますからね」

 

当時のことを、"キツイ"、"怖い"って散々言われ、当時の光くんは少なからずメンバーに威圧感を与えてしまってたんだなとようやく理解した。でも裕翔も言ってくれてるようにダメなことはダメと言える光くんは本当にかっこよくて好きな光くん。ただ、確かに光くん頑固だった。それすらも光くんらしいと思っていたけれど。でもメンバーが今の光くんの方がいいって言うなら、それでJUMPがより光くんの居やすい場所になったのなら、光くん自身が受け入れて変われたことよかったんじゃないかなって思う。でも、私もまだ老け込むのは早いよ!って思う!!まだ27歳なんだからおじいちゃん化はまだまだ早い!!元気で明るくてかっこいい光くんでいてください。

 

 

 

◾︎高木→八乙女

-次に八乙女(光)くんは?
「『孤食ロボット』で初めてドラマの仕事をいっしょにしてるんだけど、場の空気を盛り上げたりするのが意外だった。そういうことするんだって」

 

-最近のおバカキャラについてはどう思う?
「いいんじゃない?返すスキルがあるから。ただ、どこまで本気で、どまでふざけてるのかわからないよね」

 

-昔はもっと怖かったんでしょ?
「そうだね。メンバーのこと、光くんがいっぱい注意してきたから。最初はライブのMCとか最悪でさ。反省会で"俺が喋らなきゃ、誰もしゃべらないじゃん!"とか光くんがみんなを叱って。言い方がキツいこともあったから内心"はぁ?"って思ったメンバーも多かったと思うよ。そういうのもあって今、逆襲されてるんじゃない(笑)。ただ、俺たちは本当になんにもできないところから始まったから。経験値の高かった光くんが、憎まれ役というかキラわれ役にあえてなってくれて、俺たちのケツをたたいてくれたんだよね。メンバーもそれは気づいてるよ」

 

-そうなんだ。
「光くん、昔からやさしいからね。最近も、俺が"ちょっと体調悪いかも"って言ったらサプリを持ってきてくれて。"寝る前に飲んだらいいよ"って渡してくれたりした。あ、でも俺のこと好きすぎるのはちょっと困るかな」

 

-なんかあったの?
「俺に憧れてるんじゃないかってくらい、なんでも俺といっしょなの(笑)。前、俺が通ってた美容室に、光くんも来るようになったんだけど、同じ美容師さんだと髪型が似てくるんだよね。それがイヤだから、俺が店変えたの。なのに俺を追いかけて、また同じ店で切るようになって(笑)」

 

おバカキャラについて"いいんじゃない?返すスキルがあるから"って言葉がすごく嬉しかった。その通りだな、と思って。ちゃんと返せるから成り立ってる。すごく納得できた。ほんとにどこまで本気で、どこまでふざけてるのか私にもわからないから、高木の言葉ひとつひとつに頷きしかない。

"はぁ?って思ったメンバーも多かったと思う"、"そういうのもあって今逆襲されてるんじゃない?"って、冗談なのか本気なのかわからかいけどリアルすぎる。ほんとに逆襲…下克上されてるようにしか見えなかったからあながち実話なのかもしれないよね(笑)でも最後の一文に救われる。"憎まれ役になってくれて…メンバーもそれは気づいてるよ"って。圭人以外のメンバーであのとき叱ってくれてありがとうって人は誰ひとりいない、それが全てなんだと思う。でも光くんの意図してたことだけでも伝わってくれてたら光くんの言動にも意味があったってことだよね。

 

 

 

◾︎岡本→八乙女

-じゃあ、まずは八乙女くんから。
「光くんは、ずっと思うんですけど、すごいやさしい人です。知っていけばいくほど、デビュー当時にもらったあの言葉には、こんな意味があったんだなって、今さらですけど気づいたりもします。言いたくないのに、僕のことを想って言ってくれてたんだろうなって。あの日の光くんの言葉の裏側までわかるようになったのは、この2、3年なのかもしれないですね」

 

いちばん怒られていちばん光くんに辛い思いさせられた人だと思うのに、こんなにも光くんの言葉真っ直ぐ受け止められるのすごいよね。きっと言い方とかかなりキツかっただろうに、言いたくなかったのに自分のために言ってくれたと表現できるの本当に素敵。岡本圭人の吸収力すごそう。のびしろしか感じられない…と断言できるほど圭人のこと知らないけど、光くんはそう思ってるんじゃないかなと思います。言われてもできない人もいるからね。言われたこと確実にひとつひとつこなして自分の武器にできるそのピュアさとホワイトな心が岡本さんのいいところでありもはや武器なんじゃないかな、って思う!!

 


-最初は怖かったんじゃない?
「そんなことないかな。たしかに、ただただ怒られたくなくて。"光くんに怒られない"が日々の目標だったころとかあるけど。僕にとってずっとやさしいお兄さん。一時期、僕の家に居候する勢いで来てくれてたこともあって。そのとき置いていったベースが、いまだに家にあるんです。全然取りに来てくれない。定期的にそのベースのホコリを拭くんですけど、"拭くの何回目だろ?"って思います」

 


-ハハハハハ。
「すごい覚えてるのが、デビューして1年目かな、僕の誕生日にオフスプリングっていうアメリカのパンク・ロックバンドのCDをプレゼントしてくれたんです。当時、僕は邦楽のポップっぽい曲ばかり聞いてた時期で。何年後かに、"なんで、洋楽のCDだったの?"って聞いたんです。そしたら、"せっかく英語を話せてギターも始めたんだから、洋楽を聞いたほうがいいと思ったんだよ"って。JUMPバンドもそうだし、仕事で少しだけど英語も使ってる。光くん、僕以上に僕の将来のことを真剣に考えてくれていたんだなって」

 

 ひかけとのすごく好きなところ。光くんも圭人のことだいすきでもっともっと成長してほしいと思っていて、それがちゃんと伝わっているの嬉しいね。伝えたことをちゃんと理解してくれて応えようとしてくれる。光くん圭人との関係、カップルって言ってたけどあながち間違いじゃないというか、相思相愛だよね。

 

 

 

◾︎山田→八乙女

-じゃあ、ここのメンバーの変化を教えて?まずは八乙女(光)くん。
「光くんは、素の自分を出すようになりましたね。けっこう最近まで、後輩にイジられるのがイヤな人だったんです。俺とか知念がなんか言うと、"先輩だぞ!"って空気を出して。それは、グループを引っ張るためにしていることだってわかってました。ただ、萎縮しちゃうメンバーもいたから、俺と知念で"イジっちゃおっか"って話し合って。で、「スクール革命!」でイジったら笑いになったんですよね。そっから光くんは変わった。オイシイって思った部分もあるだろうし、このグループを引っ張るのに、もうひとりで肩肘張らなくてもいいんだって思ってくれたのかなって」

 

光くんが必死でJUMPを引っ張っていこうって思って頑張っていたこと、言葉にしてくれて嬉しかった。萎縮しちゃうメンバーがいた、というか自分たちも含めその関係性がやりにくかった、っていうことなのかな?と思う。

 


-なるほど。
「いくらイジってもおもしろおかしく返してくれる今のほうが、より先輩っぽいっていうか。器デカイなっていうか。頼りがいがあるんですよね。光くんは本当に変わった。この前『鋼の錬金術師』を見てメールくれたんです。"すごいものを見せてもらった。お礼がしたいから、今度メシおごらせて"って。初めて言われたんですけど、"おまえやっぱ、演技本当にうめえな"って。そんなこと言ってくる人じゃなかったのに。なんか、かなわないなって思いましたね。俺なんかより、全然おっきい人だなって」

 

いじってほしくなかった。ばかばか言われるの見てて辛かった。ずっと変わってしまったこと受け入れられずにいた。"先輩"として、今まで頑張ってきた光くんはもういないのかと思うと悲しかった。でも今の光くんのことを"より先輩らしい"、"器がでかい"って言ってくれることで光くんが先輩として生きるというか、やっぱり自分で言うよりメンバーから言われた方がより先輩らしいのは言うまでもないというか。"先輩だぞ!"って自分で言っちゃう光くんも、光くんのキャラとして好きだったけど、やっぱりメンバーから言われるのっていいな、って思った。

光くんも変わったと思うけど山田も変わった。かなわない人とか先輩っぽいとか頼り甲斐があるとか。そんな言葉をもらえる日が来るなんて思ってなかった。

 

 

-八乙女くん「山田の演技の仕事が増えていくのが悔しかった時期がある」って言ってたけど、気づいてた?
「それは感じましたし、逆の立場だったらイヤだよって思いますよ。光くん、もちろんわかんないようにしてました。でもやっぱ感じましたね。それでもら俺は自分がやるべきことをやるしかなかったから」

 

(番外編)
-ただ、セカンドシングルからはセンターに抜擢されてる。当時の状況を考えると山田くんが背負ったものって大きかったよね。
「俺なんかより、やぶひかのほうがすごいっすよ。あのふたりがJUMPになって何を背負ったか。きっとデビュー当時から僕らを知っている人がこのインタビューを読んでくれたら、この言葉の意味を深く理解してくれると思います」

 

メンバー全員思ってくれていることだと思うけど、こうやって言葉にしてくれるの素敵だなと思う。山田が背負ったものもじゅうぶん大きかったと思うし、すごくやりずらかったと思うのに、"俺なんかよりやぶひか"って言える山田の人としての大きさに感動する。

 


3年半前のインタビューで「全員が同じ歩幅で歩き出してる」って言ってたよね。今も同じ歩幅で歩いてる?
「今は肩まで組んで歩いてる。笑いながら。ホントいいグループですよ。自分で言うのは気持ち悪いんですけど。でもしょーがないんです。そう思ってるんだから(笑)。僕らはまだまだ未熟な部分も、未完成な部分もたくさんある。ほかのグループと比べて劣っていることだってきっとたくさんある。でも"9人でいる時間が何よりも楽しい"って思う気持ちならどのグループにも負けない」

 

 

-最後にファンにメッセージを。
「どんなときも、ついてきてくれて本当にありがとう。ヤンチャなメンバーも多くて、この10年の間に苦しい思いをさせてしまったときもあったけど、それでも今日まで、まるで恋人のように愛を注いでくれたことを感謝します。僕から、メンバーそれぞれのファンに言いたいことがひとつだけあります。それは"まちがいないよ"ってこと。9人の誰についていってもまちがいない。メンバーをいちばん近くで見てきた僕が、胸を張って言える。あたなが愛したメンバーは素敵な人ですって。だからあなたが信じたメンバーを、最後まで愛してあげてほしい。必ず、まだ見たことのない景色を、ほかの誰でもない、この9人とだから見られる景色を見せるから。これからだよJUMPは。うん。これから何年、何十年先も、ずっと同じ景色を見ていこう。たからこれからもよろしく」

 

なんかわかってくれてるなーってすごく思ったから抜粋した。多くの人は"グループについてきてくれてありがとう、グループを愛してくれてありがとう。これからも僕たちについてきてください"って言うと思う。でも"9人の誰についていってもまちがいないよ"って言ってくれた。"あなたが愛したメンバーは素敵な人です"って。JUMPのファンって他のグループのファンより圧倒的に個人への熱が強い人が多いと思う。だからこの山田の言葉に胸打たれたJUMPファン多かったんじゃないかな。普段あまりキザなセリフとか挨拶とか少し苦手な方なんだけど、この山田の言葉には涙がでました。こんな言葉をセンターかつエースガが言ってくれるって、最強だなって。

JUMPみるのが辛いなと感じる時もあった。こんなにバラバラで大丈夫なのかなって思ったし、方向性もよくわからないな…と思った時期もあった。仲良し仲良し言う意味が全くわからなかった。

でも今ようやく心の底からJUMPというグループに安心してる。素敵なグループだって10周年目にしてやっとやっとやっと100%の気持ちで思えるようになった、思わせてくれた。今のJUMPからは仲良しなのも伝わる。私の気持ち的にもJUMPはここからって感じです。過去にも今にも負けない未来をつくってほしい!見たい景色全部叶えてほしい!JUMPが続く限り見届けていきたいな、って思えた10周年だった。

 

なんだか感想も含め長くなってしまったけど、メンバー→光くんの部分、全文抜粋しました。本当に10周年でメンバーがメンバーに対する気持ちとかメッセージをきく機会が多くてありがたかったです。ありがとうございました。